家庭で出る、植物の肥料として使用できるもの
植物に肥料を与えると、必要な栄養素が行き渡り、成長を促進したり健康な状態を保ったりできるようになります。肥料はお店で買うこともできますが、代わりに家庭で出る生ゴミを活用してみるのはいかがでしょうか?持続可能かつ、費用節約可能な方法です。
朝食を作った際に出る卵の殻は、土壌に投与すればゴミにならずに済みます。殻を砕いてから、土壌の表面に薄く撒いてください。一定量のカルシウムとカリウムを、ゆっくりと土壌に行き渡らせることができます。大き目のかけらは土に空気を含ませる効果も期待でき、小さ目のかけらはより早く分解されます。
野菜やパスタを茹でた水には、食材の栄養素が流れ出ています。そのまま捨ててしまうより、冷ましてから植物にかけて、栄養を分け与えてあげましょう。
あなたや周りの方が淡水魚を飼っている場合は、掃除した後の水槽水を保管しておきましょう。水槽の水には魚の排泄物が含まれているため、窒素やリン、カリウムなどの市販肥料に含まれる栄養素と同様の成分が入っています。また、有益な細菌もたくさん含まれています。通常通り水やりをする際に、使用済みの水槽水を使うだけで、恩恵を受けることができます。
エプソム塩は、植物に被害を与える普通の食卓塩とは異なり、植物に必要不可欠な2つの栄養素(マグネシウムと硫酸塩)で構成されています。土壌にたくさんのマグネシウムが含まれていると、バラ、キュウリ、ピーマン、トマトなどの植物は健康に育つことができます。大さじ1のエプソム塩を4リットルほどの水に溶かし、葉面に塗布するか水やりの際に使用してください。
バナナはカリウムが豊富なため人間にとっても有益な果物ですが、植物にとってもカリウムは必要不可欠な栄養素の1つです。バナナの皮を使って肥料を作るには、皮を2-3日間水の中に漬けておきます。その後ろ過してバナナの皮を取り除き、じょうろなどに入れて水やりに使用してください。バナナの皮を土壌に直接混ぜることも可能ですが、においにつられて動物が皮を掘り起こし、食べてしまう恐れがあります。